2011年3月18日金曜日

震災の傷

自分がどういう国に住んでいるのかということが、今更になって分かる。生活必需品が毎日トラックで近所のスーパーに運ばれてくることや、それには道路がしっかりと通っていなければならないこと、電気は原子力発電を使用しており、それはどういう仕組みで動いているかということ。電車の本数が減ると通勤が混乱すること。現在の生活は非常に多くの電気にたよっていること。そしてなによりも、この都市そのものが自然の上につくられていること。
自然から恩恵をうけて人間は生きており、しかし、自然は時として牙をむく。人は都市にいるとそんなことをうっかり忘れてしまう。都市は自然を埋め立てた上に建てたおもちゃにすぎないのだ。私たちは命に感謝して、真剣に生きること、それが人間としての使命だと思う。真剣に生きること、そして命に感謝すること。早く皆様の心の傷が癒えることを本当に本当にお祈りするばかりです。