2010年10月21日木曜日

ルミネの靴屋にはいる。というのも、私の履いていた靴に穴があいており、雨降りの本日、靴下までずぶぬれになり、かなり不愉快でみすぼらしい気分になったから。店の中を一通り見て回っていたとき、店のおやじ(全然おしゃれじゃない普通のおやじ)がグレーのブーツをもって近づいてきた。「あなたにはこれなんかいいんじゃない?サイズもこれでいいよ」何だこのおやじ!?と思いつつ試したところ、あっ。本当だ。ぴったりだ。でも、このおやじに勧められたからってすんなり買う訳ないでしょ!「他のもみてみます」と他のを試着するも、ふむ、、確かにおやじのおすすめにはかなわない。そう思うと、ますますこのおやじの見る目に関心し、ついついブーツを買ってしまった。そして、そのチョイスに今もまったく後悔はない。

このおやじは人を見ている。誰がきてもグレーのブーツを出すわけじゃない。この人にはこれ、あの人にはあれって人を見て判断している。

ただ、セールスのテクニックはいっかんしているようだ。ふらっとやってきて不意をつく。そして、あなたにはこれっというおすすめできる揺るぎない自信。

みんな「あなたにはこれですよ。」って言ってほしいんだなと思った。