2010年11月26日金曜日

傷ついた戦士

愛する人が深く傷ついて、悩んでいる姿を見るのはつらい。どうにかしてあげたい。どんな慰めの言葉も、無意味な乾いた音になって宙をまう。電話のむこうでその声は泣いているように聞こえた。もどかしいよ。こんなときは、そばにいてしっかり肩をだきしめてあげたい。また自信をとりもどし、笑顔で一歩あるきだすことができるように。

腰痛で

新宿のリハビリ整形外科に行った。腰が痛いということでレントゲンをとった。4枚。先生が私に写真を見せながら、「骨には異常はないですね。筋肉の炎症ですね」とおっしゃる。

初めて見た私の腰骨。かわいい。愛おしい。病院では実に多くの患者が腰が痛いだの、肩こりだの、膝がどうのということでリハビリをうけてる。肩こりの人は頭を天井から紐に吊るされてぐい〜っとひっぱられる、腰の人は腰紐にくくられてひっぱられる。 そんな人たちがずらっと並んでいるのを見てると、みんな骨に見えてきた。 お洋服を着ていても、シャネルのバッグをもっていても、みんなただの骨なんだと思った。

2010年11月16日火曜日

無心に

無心に生きる。昆虫画家、熊田千佳慕さんの特集をみた。昆虫を描き続けた一生。毎日虫と遊び、向かい合い、観察し、筆を動かした。彼は「昆虫は私で、私は昆虫だ」といい、昆虫の一生と自分を重ね合わせてみていた。昆虫は次の世代に命をつなぐその使命を果たすために無心で生きて死んでいく。生命のすばらしさを昆虫の中にみていた。老いていく昆虫、老いていく自分。老いてもまだ命が燃え続ける限り一生懸命に生きる。それが素晴らしいのだと。

97歳になった熊田さんは、長年取り組んでいるフンコロガシの作品に専念していた。目のつき方がうまくとらえられないと、葛藤しながらも楽しそうに見えた。
そして、彼はいつものように書斎に入り仕事机のうえで虫の夢を見ながら永遠の眠りについた。

2010年11月14日日曜日

ちゃんとやる

まだ5ヶ月の娘を保育園にやり、仕事もしないでいったい何をやっているのか?「いえいえ。私は仕事をやりたいので、今求職中なんです。失業保険ももらっているので、それで保育園の費用はまかなえるし」

家で育児主婦をしている人は本当に偉いと思う。昼間から公園でぷらぷらして、家でテレビみて旦那の帰りをまってるんだわと思っていたけど大違いですね。

私も、どうでもいいような仕事を無理矢理みつけて働くようなら、主婦業から逃げないでちゃんとやってみたらどうなんだ?何もかもいい加減では娘に示しがつかない。

子育てもちゃんとできないくせに働くなんて!!
最近あったちょっとしたことから、自己嫌悪ぎみだ。

あ〜お願いだからロタウィルスさん広がらないでください