2011年1月21日金曜日

オキノジョロちゃん

オキノジョロの唐揚げをつくった。自然解凍しようと思い、冷蔵庫からだしたらオキノジョロちゃん達がそれぞれ重なりあって凍り付いている。なんとなく切ないと思った。パックからとりだしたら全部一緒になってくっ付いて出てきた。一枚岩となって。頭をとって下準備をはじめた。「頭をとったら内蔵が一緒についてくるから」と言っていたけれど、頭をとったきり内蔵はついてこない。仕方がないから包丁で内蔵をほじくりだす。まだ凍っているせいか、包丁の先でちょっとつつくと、コロっとでてくる。楽しい。私はこういう爽快感が好きなんだと思う。クレアの鼻くそをとったりするのも好きだし。言われたとおり二度揚げにしてから、白い葉っぱの形のお皿にいれてテーブルに運ぶ。フレッドがスカイプでお母さんと話をしていてが、私のおいたお皿をみて「おっららら〜」と言ってからパソコンのカメラに向かってお皿を斜めにしてみせた。その瞬間、オキノジョロちゃんがパラパラと軽い音をたててパソコンのキーボードのうえに落ちた。なんとなく切ないと思った。